避難行動専門委員会

<活動概要>

 本委員会は,建築物における安全な避難計画の立案の基礎となる計画概念,技術基盤,基礎データ,評価方法,基礎知見の整備および公表を行うことを目指す。本年度は対面とオンラインを併用して 5 回会合を持った。活動内容を以下に記す。

  1. 建物の大規模化や複雑化を考慮した避難戦略の立案に向け,建築避難設計・建物管理者・消防の 3 者の視点での避難計画に関する情報交換を行い,議論した。特に消防隊と避難者の交錯を回避する観点から,階段利用制限や追加の階段の設置,エレベーター活用可能性について議論した。避難の効率化に向けて,非常放送設備による誘導に着目し,現行の鳴動方式の課題整理と放送設備の高度利用の可能性について議論した。関連して,誘導灯の視認性やデジタルサイネージを活用した避難誘導方法についても意見交換を行った。
  2. 災害弱者の避難行動特性や,避難中の疲労や心理に関する課題の整理に向けて,特別支援学校での避難訓練,避難訓練コンサート,低速度歩行者混在下での階段内での群集流等について情報共有し議論した。
  3. この他,「避難戦略」の定義について委員会内 でのアンケートを通じた認識の共有,グレンフェ ル・タワー火災と英国の Stay put 戦略を踏まえた, 日本の避難戦略の現状の把握,VR を用いた既往 の避難実験の整理について議論した。

過年度の活動記録はこちら