火災と建築

日本火災学会編:火災と建築,共立出版株式会社

近年における建築物の高層化・複合化は著しく,総合的な防耐火性能が建物には求められるようになり,火災科学の新しい知見が蓄積されてきた。本書は,このような社会的変化に対応し,蓄積された知見を活用するための,「火災と建築」に関するわかりやすい案内書である。

編集方針として,①必要な知識をできるだけ簡明に記述する,②章または節にはなるべく例題・問題を設ける,③最終章に総合的な設計例を記述する。この方針を基に,火災の基礎理論から実際の火災安全設計まで実践的な知識を詳述した,既刊『火災便覧』の簡易版とも言うべき書である。

主要目次

  • 第1章  建築防火概論
  • 第2章  火災安全指針
  • 第3章  火災実態
  • 第4章  燃焼と火災性状
  • 第5章  煙
  • 第6章  伝熱
  • 第7章  内・外装設計
  • 第8章  消防設備設計
  • 第9章  防排煙設計
  • 第10章 避難設計
  • 第11章 耐火設計
  • 第12章 住宅防火設計
  • 第13章 火災安全設計の例
  • 付録1  単位と単位換算
  • 付録2  関連規格一覧

B5判 352頁,2002年3月発行

定価4,830円(税込)
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