消火戦略に関する専門委員会

<活動概要>

 2023年度は、2022 年度に日本消火器工業会の協力の下,消防研究センターで実施したクリブの燃焼実験で取得したデータを,中村祐二主査が詳細に解析した結果について議論した。実験では消火器の能力単位を測るために用いられるA-2 模型(杉,144 本)を燃焼させた。解析結果として発熱速度,火炎高さ,火炎高さの変動周期等が定量化され,A-2 模型に関する基準となり得る燃焼データを取得することができたことが分かった。更に中村祐二主査から,スケーリング則を用いたクリブ燃焼の小型化に関する話題も提供された。


2024 年度は,2023年度の議論を踏まえて,クリブ火災に対する消火データの取得を目指す。