講演討論会
2024年度講演討論会「能登半島地震から1年-知見を共有し未来につなぐ-」 事前参加申込について
今年度も講演討論会をオンライン開催することにいたしました。世界中から多数のご参加をいただきますようお願い申し上げます。なお,参加するためには事前申込が必要です。
2024(令和6)年1月1日に発生した能登半島地震では,石川県を中心に,新潟県,富山県で計17件の火災が発生しました。輪島市河井町の大規模市街地火災,珠洲市宝立町鵜飼・鳳珠郡能登町白丸の津波浸水地域の火災など,今回もこれまでに経験している要因での火災の発生・拡大がみられました。本講演討論会では,地震発生から1年を契機に,改めて能登半島地震で発生した火災の被害・対応・消防の課題などを調査結果等から振り返るとともに,関東大震災,阪神・淡路大震災などをはじめとする過去の地震で発生した火災との比較,さらに津波火災等の予測やリスク評価等を紹介し,能登半島地震での火災被害は避けることはできなかったのか,また,今後発生が予測されている南海トラフなどの大地震が発生した場合に火災被害を防ぐためにはどのような対策・対応が必要かなどについて討論します。
会員の方はもとより,消防関係者,建築設計・技術者,損害保険業界の方々などからも多数のご参加をいただきたく,ご案内申し上げます。
開催日:2025(令和7)年 1 月 31日(金)13:30~16:30
会 場:オンライン開催 (Teams ウェビナーにて開催します。)
参加費:2,000円 (参加者皆様に,事前にテキストの電子ファイルを配布いたします。)
討論方法:視聴者の講演への質疑は,チャットにて記入し,司会が読み上げて議論する方法とします。
■ プログラム
13:30~13:35 開催挨拶 学術委員長 中村 祐二
13:35~15:25 講演 司会 花井 英枝(竹中工務店)
13:35~13:40 「主旨説明」 廣井 悠(東京大学)
13:40~14:00 「令和 6 年能登半島地震後に発生した地震火災から得られた教訓」
廣井 悠(東京大学)
14:00~14:20 「輪島市⼤規模⽕災を踏まえた消防防災対策の課題」
関澤 愛(NPO法人日本防火技術者協会)
14:20~14:40 「2024年能登半島地震に伴う火災と今後の巨大地震について―数値解析に基づく考察-」
西野 智研(京都大学防災研究所社会防災研究部門)
(休憩 14:40~14:45)
14:45~15:05 「関東大震災以降令和6年能登半島地震に至る地震火災の位相について」
髙梨 成子(防災&情報研究所)
15:05~15:25 「阪神・淡路大震災を振り返る」
北後 明彦(神戸大学名誉教授)
(休憩 15:25~15:35)
15:35~16:25 討論 司会 岩見 達也(国土技術政策総合研究所)
16:25~16:30 閉会挨拶 学術副委員長 秋月 有紀
※発表内容及び会場の撮影,録音,録画を禁止します。
■ 申込み:事前参加申込(1月24日(金)13:00まで) 申し込みはここをクリック
・当日申込はできません。必ず事前参加申込みをしてください。
・申込時に登録いただくメールアドレスに参加方法などの情報をお送りするため,お間違えのないよう入力してください。
■ 支払方法:Payvent払(クレジットカード,銀行振込など)
・1回につき一人の決済を行います。複数人まとめての入金は絶対に行わないでください。
・1/24 (金) 13:00 までに決済が取れていない方はキャンセル扱いといたします。
・キャンセルは原則承っておりませんが,やむを得ない事情の場合は手数料を差し引いた額を返金いたします。
・銀行振込では振込先の口座は申し込みごとに異なります。また,超過振込の場合は本人に返金されます (他の申し込みに充当できません)
・その他の支払方法をご希望の方は事務局にお問い合わせください。
■ 領収書について
お支払い後にご登録いただいたメールアドレス宛にPayventからメールが届きます。
メール内のリンクから領収書 (PDF) をダウンロードしてください。
2023年度講演討論会「駐車場の消火設備における現状と課題」 <終了しました>
一般的な駐車場の火災では,制御不能な火災事故に至ることは稀です。しかし,2023年8月の厚木市パチンコ店で発生した自走式立体駐車場では,大規模火災へ進展しました。駐車場における大規模火災の発生は,大きな経済的損失につながります。一方,消火設備に関しては,2020~2021年に発生した二酸化炭素消火設備の点検作業中の死亡事故により,消防法の改正が行われています。また,環境問題の観点から,駐車場の消火設備に使用できる消火薬剤の規制が進む可能性があります。今後の駐車場の消火設備を考えるためには,駐車場の消火設備と火災事例により現状を整理し,課題を検討することが重要となります。本講演討論会では,駐車場火災の事故事例および駐車場の消火設備について現状と課題を紹介し,今後の駐車場の消火設備のあり方について討論します。
日 時:2024 (令和6) 年 1月 19日(金)13:30~16:30
会 場:オンライン開催 (Teamsウェビナーにて開催)
参加費:1,500円 (事前にテキストの電子ファイルを配布)
【プログラム】
13:30~13:35 開会挨拶 (学術委員長 中村 祐二)
13:35~15:25 講演 (司会:上矢 恭子)
13:35~13:40 「主旨説明」
田村 陽介(日本自動車研究所)
13:40~14:05 「車両火災の件数と駐車場の火災事例及び現行の法規・消火設備等について」
中澤 靖彦,高田 大成(横浜市消防局)
14:05~14:30 「泡消火設備の現状と課題」
遠藤 辰基(ヤマトプロテック)
(休憩 14:30~14:35)
14:35~15:00 「NFシステム(閉鎖型水噴霧設備)の開発」
柳田 充(三菱地所設計)
15:00~15:25 「ガス系消火設備の現状と今後」
米田 裕策(コーアツ)
(休憩 15:25~15:35)
15:35~16:25 討論 (司会:田村 陽介)
16:25~16:30 閉会挨拶 (学術副委員長 秋月 有紀)