本学会監事 山田常圭氏が瑞宝中綬章を受章

2025/11/19 2025/12/03

 2025年秋の叙勲で、本学会監事の山田常圭氏が、瑞宝中綬章を受けられました。

 山田氏は本学会の役員、専門委員会においてご活躍されており、学会としても心よりお慶び申し上げます。11月12日にはニッショーホールで伝達式、その後皇居、春秋の間で陛下への拝謁が行われました。ご本人からコメントを頂きましたので、以下に紹介します。

 

『この度は、多くの消防職団員と共に消防関係の公務への永年勤続により叙勲を受けました。伊豆船原のホテル火災(1983)から埼玉県の大規模物流倉庫火災(2017)に至るまで公務として数多くの火災に係り、その調査・研究を倦むことなく続けてこられたのは、学会や消防機関等を通じ多くの方々のご協力を得られたおかげで、皆様に感謝いたします。
 今回、思いもよらず、消防関係叙勲者を代表し陛下への御礼言上する機会を得られました。陛下からのお祝いのお言葉の後、対面でお声がけいただき、阪神淡路大震災や東日本大震災で、現地の火災調査に携わったことをお伝えしたところ、神戸では大きな火災がありましたね…と当時の惨事を思い出されていたご様子でした。また何人かの消防職団員に労いのお言葉をかけられていたことに、国民の安全・安心の確保に携わってきた人々への温かい心遣いが感じられました。今回の叙勲を機に、微力ながら火災学会の活動に何らかの貢献ができれば、との思いを新たにしています。』

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